} ◎I言語技術情報9(入力アシスト機能の説明)


入力アシスト機能の説明
I言語は、多様な入力アシスト機能がありますので、説明します。
データ辞書での設定
データ辞書では基本的なアシスト機能から、応用的なアシスト機能まで幅広く設定できます。
1.型1
 型1はそのデータの入力出来る文字を設定します、テーブルに設定する型によって設定できる型1が異なります。
(注意:型1が"!"以外は半角仮名と英小文字は入力出来ません)
1.1  CHAR,VARCHARの場合(半角文字のみ)
1.1.01 空白=通常は空白を設定します、EBCDIC非互換文字「^`~{}]」を除いたASCII半角文字全てです。
1.1.02 9=0から9までの数字です。
1.1.03 A=0から9までとAからZです。
1.1.04 B=バーコードのコード39で扱える文字です。
1.1.05 C=型1がAとハイフン(-)です。
1.1.06 D=年月日です。文字数は8文字固定になり、表示はハイフンが付加されて10文字となります。
1.1.07 H=半角文字全てです。
1.1.08 I=ファイル名として使用できる半角文字全てです。
1.1.09 M=型1がAとアンダーバー(_)です。
1.1.10 S=型1が空白と同じです。
1.1.11 T=日付と時間です。文字数は17文字固定になり、表示は24文字となります。
1.1.12 U=型1がSと同じですが空白を除きます。
1.1.13 V=型1がHと同じですが空白を除きます。
1.1.14 Z=AからZです。
1.2  NCHAR,NVARCHARの場合(全角文字含む)
1.2.01 /=全ての文字です。
1.2.02 *=型1が/と同じですがIME(日本語入力)が起動します。
1.2.03 !=半角仮名、英小文字を含む全ての文字です。
1.2.04 N=型1がMと全角文字です。
1.2.05 :=型1がIと全角文字です。
1.2.06 J=全角文字のみです。IMEが起動します。
1.3  DECIMAL,INT,FLOATの場合(数値)
1.3.01 +=正の数値です。
1.3.02 -=正負の数値です。(マイナス符号可)
2.型2
型2は型1に対する付加属性を設定します。
2.1  文字の場合
2.1.1 空白=何もしません。
2.1.2 I=IとOを禁止します。
2.1.3 K=半角仮名を可能にします。(NCHAR)
2.1.4 L=英小文字を可能にします。
2.1.5 *=入力時*を表示します。(パスワード入力用)
2.1.6 X={と}を禁止します。
2.1  数値の場合
2.1.1 空白=3文字置きにカンマを付け、0は表示しません。
2.1.2 C=3文字置きのカンマを付けません、0は表示しません。
2.1.3 Z=3文字置きにカンマを付け、0は0と表示します。
2.1.4 E=3文字置きにカンマを付けません、0は0と表示します。
3.チェック
チェックは細かなチェック機能を付ける場合に使用します。
3.01 空白=細かなチェック機能を付けません。
3.02 CHECK1=CHECK1=の機能を付加します。
(CHECK1は値一致と範囲一致比較が出来ます、値一致のみの場合はリストボックスが表示されます)
3.03 CHECK2=CHECK2=の機能を付加します。(CHECK2は値一致のみで、値とコメントをカンマ区切りで指定出来ます)
(CHECK2=はリストボックスが必ず表示されます)
3.04 LISTBOX1=SELECTで値のみを検索するSQL文を組み立て、値を昇順に表示します。
(LISTBOX...はCHECK2=の機能を使います)
3.05 LISTBOX1D=LISTBOX1とおなじですが、値を降順に表示します。
3.06 LISTBOX21=SELECTで値とコメントを検索するSQL文を組み立て、値を昇順に表示します。
3.07 LISTBOX21D=LISTBOX21と同じですが、値を降順に表示します。
3.08 LISTBOX22=SELECTで値とコメントを検索するSQL文を組み立て、コメントを昇順に表示します。
3.09 LISTBOX22D=LISTBOX22と同じですが、コメントを降順に表示します。
3.10 SECTION=セクションに命令を埋め込みます。
3.11 SECTION1=セクションにSELECT 値 FROM ...のSQL文を組み込みます。
3.12 SECTION2=セクションにSELECT 値,コメント FROM ...のSQL文を組み込みます。
プログラムでの設定
プログラムではDATA=(データの表示および更新項目)またはSET=(検索条件や基本キーの設定項目)のすぐ下にチェックの方法を記述出来ます。
1.CHECK1=
CHECK1=では値一致「カンマ区切り」と範囲一致「(最小値,最大値)」の2種類のチェックが出来ます。
CHECK1=で値一致のみの場合はリストボックスが表示されます。
CHECK1=(,3),5,7,(9,11),(15,)は3以下、5、7、9から11、15以上が可能となります。
2.CHECK2=
CHECK2=では値とコメントを交互にカンマ区切りで指定しチェックが出来ます。
CHECK2=ではリストボックスが表示されます。
CHECK2=1,男,2,女は1が男で、2が女のチェックとなります。
CHECK2=SELECT 値,コメント FROM...でSQLを使う事も出来ます。
CHECK2=SELECT 値 FROM...と値だけを検索するSQLも使う事も出来ます。
3.=
=で始まる行はセクションで入力直後に実行するプログラム群を書けます。
=でエラーとしたい場合はERROR{エラーの説明};を記述する事で出来ます。
4.INPUT=での設定
INPUT=は1文字づつ入力中に実行されます、ここでは入力中の文字が_INPUTで設定されますので、これをチェック出来ます。
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